- 天然毛”シルバーフォックス毛”を使用した、水彩筆「Renard(ルナール)」。
”シルバーフォックス毛”はりす毛のようなしっとりとした柔らかさを感じられながら、程よい腰の強さと復元力があります。
「Fine(ファイン)」は穂先がシャープで面相筆のような安定感のある線描きから、腹を使った面塗りなど幅広い表現が可能です。
補強として腰に若干のナイロンを充てています。
原材料:シルバーフォックス毛・ナイロン
- ~ルナール開発経緯~
近年、服飾用品として人気を得ていたシルバーフォックス毛が過剰在庫となり、行き場を失っている現状があります。
原毛に乏しい日本の筆づくりの現場では昔から、海外では破棄されてしまうような短い毛や雑毛もいただいた命の一部として大切にしたいという考えがあり、技術と工夫によって書道筆などの素材として活用してきました。
そういった考えとシルバーフォックス毛の状況が合致し、最近になって書道筆や化粧筆にこの原毛を活用し始める動きが出てきました。
そんな中、書道筆メーカーとして始まり和筆の製法を洋画筆作りにも取り入れてきた名村大成堂は、水彩筆としてシルバーフォックス毛を活用することにしました。