中描き用。暗色での仕上げに適した油絵具用溶き油です。
絵具と混ぜて、練り調子を整える溶剤として使用します。

亜麻の種子より搾油した乾性油で、油絵具の製造に使用されます。
流動性があり乾燥が早いため、油絵具の画用液として昔から使用されている油です。
少し黄味のある油で、油焼け（黄変）するので嫌う人もありますが、乾燥後の塗膜はカラッとして強固であるため、油絵具には理想的な油です。
使用に際しては、油壷の中で、下描き時には揮発性油を多く混合し、仕上げ時は揮発性油は少なめにして使用ます。
生の植物油のため、にごりが発生するときがありますが、使用効果に変わりはありません。

主成分・・・精製あまに油、リノレン酸
酸価・・・・0.2以下
引火点・・・２１４℃